My Gurudeva
Guru(グル)とは、いわゆる師匠という意味です。私たちはグルを非常に大事に考え、敬意を払い、神という意味であるDeva(デーヴァ)を添えてGurudeva(グルデーヴァ)と呼びます。
バクティ・ヨーガにおいて、グルには2種類、すなわちディクシャ・グル(入門を与えるグル)とシクシャ・グル(教えを授けるグル)があります。
シクシャ・グルが複数人いることはありますが、通常、何人ものグルから入門を受けるということはないので、ディクシャ・グルが複数人いるということは多くはないでしょう。
グルデーヴァは、慈悲深くも、私たちが永遠の愛に到達するためのナビゲーターとなってくださいます。
バクティ・ヨーガは主クリシュナ御自身から続くサンプラダーヤ(師弟継承)により、グルから弟子へ代々引き継がれており、私たちはその中でもブラフマー・マドヴァ・ゴウディーヤ・サンプラダーヤという師弟継承の末端に置かせていただいています。
主クリシュナとグルの慈悲によってのみ私たちは魂の道において進歩することができます。私たちがいくらヴェーダ哲学を独学で勉強したところで、グルデーヴァなしにゴールにたどり着くことは不可能です。
私には、二人のグルデーヴァがいらっしゃいます。お一人は、日本の・ラーガ・バクティ・ヨーガの第一人者、ジャヤーナンダ・ダーサ・マハーラージャです。
ジャヤーナンダ・グルデーヴァは、彼のグルデーヴァであるB.V.サードゥ・マハーラージャより「日本に戻ってラーガ・バクティを広めなさい」との薫陶を受け、定住するおつもりだったインドから帰国されて、バクティ・ヨーガをほとんど知る人がいないこの日本という地で布教活動を始められました。
私は2021年4月に、ジャヤーナンダ・グルデーヴァに入門させていただき、毎日学びを続けています。
日本人に向け朝晩のオンラインクラスをしてくださったり、聖地ヴリンダーヴァンのサードゥ・マハーラージャや世界各国のディヴォーティ(献身者)の方々も交えたオンラインクラスに私たちを繋げてくださっています。
私たちの母国語でヴェーダの知識を語ってくださるグルデーヴァがいらっしゃるということがどれだけ有難いことか、言い表すのは容易ではありません。
もうお一人は、ジャヤーナンダ・グルデーヴァのグルデーヴァにあたり、インドの聖地ヴリンダーヴァンにいらっしゃるB.V.サードゥ・マハーラージャです。
サードゥ・マハーラージャは王家のお生まれですが、その地位や財産を放棄し、まだお若い頃にこの魂の道、バクティ・ヨーガの道に進まれました。
「バクティ・ヨーガの中で、とりわけラーガ・バクティを実践されている方。そしてヒンディー語ではなく、私たちの理解できる英語で説教をしてくださるグルを探し出すということが、非常に困難な問題だった」とジャヤーナンダ・グルデーヴァはおっしゃいます。
ヴリンダーヴァンのムンゲール・ラージャ寺院には、世界各国から彼の弟子が集います。グルと弟子は魂の親子、弟子同士は兄弟姉妹。皆が愛しい魂の家族です。
その魂の家族たちと愛の交際を深めながら、サードゥ・マハーラージャから珠玉の教えをいただき、彼や現地の住民の方々、兄弟姉妹に仕え、愛の実践を学ばせていただく。そんな愛と慈悲に満ちた場所がそこ聖地ヴリンダーヴァンにはあるのです。
ムンゲール・ラージャ寺院では、ラーダー・モーハンを皆が愛し、常に彼らへの祈りと歌で飾られています。