About Vrindavan
ジャヤーナンダ・ダーサ・マハーラージャの著書ヴリンダーヴァナの栄光」では、聖地ヴリンダーヴァン(ヴリンダーヴァナ)について以下のように説明されています。
“(インドの)首都デリーから南に150、160kmほどいくとマトゥラー、ヴリンダーヴァナがある。クリシュナが5000年前に嬉戯をなした場所がヴラジャ(ヴリンダーヴァナ)である。このヴラジャ・マンダラは、ヴリンダーヴァナ・マトゥラーを囲む2325km²。
ヴラジャ・マンダラは、南はアグラ、北はバンチャリまで各方角75km²に及び、その中心はマトゥラーである。このヴラジャの領域はインドの一部には見えても、宇宙が破壊されるときも、破壊されない。”
“ヴリンダーヴァナとマトゥラーは、インドにあるすべての聖地の中で最も重要なヴァイシュナヴァ(信者)の聖地である。
それは、マトゥラーがクリシュナの降誕地であり、ヴリンダーヴァナは、幼少、少年時代を過ごした場所だからである。”
より重要なのは、ヴリンダーヴァナです。
ヴリンダーヴァナの特筆すべき点は、主クリシュナを神として、畏怖と尊敬の念を持って崇拝しているのではなく、自身の愛しい人として愛しているという点です。
畏怖と尊敬の念がないというわけではないのですが、それが大きな愛で覆い隠されているのです。
ディヴォーティ(献身者)たちは主と様々な愛の関係性を持っており、主を自分の子供として愛する親子関係、お友達として愛する友人関係、そして最愛の恋人として愛する恋愛関係などがあります。
主クリシュナとの5つの関係性について、詳しくはこちら。
ヴリンダーヴァンの各地に、クリシュナが嬉戯(リーラー)をなした場所があり、ディヴォーティたちはそれらの場所を回って、主を瞑想したり、慈悲を乞い願ったりします。そのように各地を巡礼することをパリキュラマといいます。
私たちはラーダーラーニーのマンジャリー(乙女の仕え人)になることをゴールとするラーガ・バクタなので、ラーダー・クンダ(ラーダーの沐浴所)やセーヴァ・クンジャ(クリシュナがラーダーに仕える森の隠れ家)などを訪れます。